岡田知裕の姿勢と富士本淳との共謀
岡田知裕の姿勢と富士本淳との共謀
令和4年(ネ)第3787号の株主代表訴訟において、昨年10月末に行われた証人尋問で、岡田知裕は富士本淳側の証人として出廷しました。冒頭で、富士本淳による40億円の送金について「組織のガバナンスがきいていたため、送金はできなかった」と証言しました。
しかし、本訴訟では皆様もご承知の通り、富士本淳は全面的に敗訴し、40億円の不正送金が認定されました。さらに、富士本淳には善管注意義務違反および忠実義務違反が認定され、賠償命令が下されました。
これに加え、富士本淳は証拠書類の偽造や、証人として出廷した伊藤毅弁護士を買収した疑惑もあり、法的に非常に深刻な判断が下されています。
※2024年5月には、別訴、株主権確認請求事件(控訴人岡田和生)で私が逆転勝訴し、富士本淳の敗訴が確定した(令和5年(ネ)第6068号 第19民事部)。
岡田知裕はまた、2017年に富士本淳と「富士本淳はいかなる手段であっても、知裕の了解なしに、知裕またはホールディングの資本を毀損させる行為を行わない」という誓約をした事実を尋問で否定しました。
しかし、実際には岡田知裕と富士本淳は共謀し、私の支配権奪還を阻止するために、私を財政的に窮地に追い込む図利加害目的の故意による加害行為が認められました。
尋問の際、岡田知裕は40億円の送金に関する記憶が曖昧であり、「送金時の書面を見たことがない」「送金先である伊藤毅弁護士を知らない」と述べています。
また、当該送金に関してだけではなく、UEC社の経営に携わっていれば容易に答えられるはずの内容の質問に対しても、
「明確な時期を覚えていない」「まったく記憶にない」「それは分からない」などと終始、曖昧な答弁を繰り返しました。
このような回答は極めて不適切で、頻繁に言葉に詰まり、辻褄も合わない発言をするその姿に、経営者として目を覆いたくなり、失望を禁じ得ません。
UEC社の取締役として、本件送金に関する調査が行われたかどうかの質問には「・・・していないに等しいかもしれない」とほとんど行われていないことを認め、健全なガバナンス意識も欠如していることが明らかであるばかりか、UEC社の重要な経営指針や財務に対して全く関知していないことを示しました。
UEC社の経営に対する興味や熱意が一切なく、会社への愛情も欠如し、株主代表訴訟で逆転敗訴した富士本と共謀するような人物に、UEC社の取締役を務める資格は全くありません。
解明すべき岡田知裕へのコンサルティングフィー
2022年の12月期において、UEC社から岡田知裕へ3,300万円、続いて翌2023年の12月期には、UEC社から岡田知裕へ3,600万円のコンサルティング料が支払われていたことが有価証券報告書により判明しています。
しかし、尋問において岡田知裕は「その認識はないですね」と答えました。
この点については、今後さらなる詳細な調査と追及が不可欠です。
※関連リリース
2024年8月20日付
株式会社ユニバーサルエンターテインメント IRリリース
臨時株主総会の開催及び付議議案の決定に関するお知らせ